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池澤 夏樹:すばらしい新世界

ちょっと更新をさぼっていました。
リアルタイム読書の記録には全くこだわっておりませんが、
ここしばらく、読む方に時間を割いておりました。


2000年頃の作品です。
でも、いい時期に読んだと思いました。

主人公は、大企業で風力発電の風車を作る技術者で、
いろいろなきっかけにより、ネパールの片隅に風力発電の風車を建てることになります。
という物語。
もちろんそれだけではなくて、さまざまなことが描かれています。
小説だけれど、池澤さんのエッセイ色も非常に濃い作品です。

いま現在、リアルな世界では、東京電力の福島原発のことが世界を騒がせています。
この小説は、そんな世界ともちょっと関係がある。
10年ほど前のリアル世界では、もんじゅのことがあったりして、
やっぱり原子力発電の話題が世間を騒がせていたころでした。

池澤さんは、この中では徹底的な原発否定をしている訳ではありません。
風力発電に絶対的な信頼を置いている訳でもありません。
ただ、再生可能エネルギーのひとつとして、風力発電の話が主軸になっています。

いま、この時代に生きていて、原子力とともに生きることは必然だとワタクシは思っています。
これは、推進とか容認とか、ニュースで聞く言葉とは関係なく、
時代の必然だと思っているのです。
ただ、いつまでもそれでいいのかというと、そうではない。

たぶん、容認の人も推進の人も、そして反対の人も、最終的に目指していることは同じなのでは?
ただ、それを「いますぐ」求めるのか。
中長期的に求めるのか、その差なのではないかと思います。

本の話に戻りましょう。
この小説は、いまこの時を生きる現代人にとって必要な「心持ち」を説いていると思います。
エネルギー問題は、避けては通れないこと。
その際に、自分が持つべき心情の参考にはなりそうです。

ワタクシは、原発反対派ではありません。
でも、それはイコール推進派ではないのです。
反対派の方、そこをご理解願います。

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[ 2011/05/15 23:17 ] 池澤 夏樹 | TB(-) | CM(0)
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